バンドー化学 クリーニングシステムのデモルームを開設

2014年12月24日

ゴムタイムス社

 バンドー化学は12月22日、加古川工場(兵庫県加古川市)内に、同社独自の接触帯電制御技術を応用したクリーニングシステム「BANDO MDEC」のデモルームを開設したと発表した。

 同デモルームでは、クリーンブース内に組立・検査工程で使用される照明機器等を設置し、実際の使用環境に近い空間を作りだしている。これにより、顧客自身が使用されるワークを持参し、摸擬実験を行ってもらうことで同システムのクリーニング効果を実体験できる。なお、同デモルームの開設にあたり、クリーン化製品を取り扱うシーズシーの協力を得た。

 同システムは、当社が従来から蓄積してきた接触帯電制御技術を応用した新しいコンセプトの除塵装置。独自開発したクリーニングローラによる接触帯電吸着方式により、従来の粘着ローラ方式やエアバキューム方式に比べ、高いマイクロダスト除去性を実現。独自のマイクロダスト回収機構によりメンテナンスの頻度を減らすとともに、回収ダストの分析により発塵源の特定と歩留まり向上に貢献する。また、コンパクト設計で、既存ラインに設置が可能。さらに、ユニットの着脱がしやすく、メンテナンスが容易、などの特徴がある。

 なお、同社子会社である西日本バンドーの九州支社(福岡県福岡市)にも同様のデモルームを設置している。

 今後、関東エリアにも同様のデモルームの開設を検討しており、多くの顧客に「BANDO MDEC」の性能を実体験してもらうことにより、同社製品のさらなる採用拡大を目指す。

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