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ランクセス 独でイオン交換樹脂プラントを増強

2014年10月15日

ゴムタイムス社

 ランクセスは10月10日、ドイツのレバクーゼン拠点において、プレミアムブランド「レバチット」の弱酸性カチオン(WAC)交換樹脂の製造ラインと食品適合の充填・包装用の最先端施設の新設工事が完了し、9月26日に落成式を行ったと発表した。

 2013年4月にスタートした増強工事で、約1000万ユーロが投資された。増産分は、直ちにグローバル市場へ出荷可能。

 新製造ラインの技術的側面には、長年にわたりWAC樹脂を製造してきた経験が生かされている。非連続性(例=バッチ)製造工程は、乳化重合を通してポリマービーズを製造。モノマーと架橋剤の2つのポリマー成分の混合は、微細な分散エマルションを形成するため「ビーズ製造タンク」の不活性溶剤に添加される。反応パラメーター通り正確に制御することは、高品質の製品をつくる上での必須条件。新製造ラインでは、製造プロセスにおいて高い再現性と品質の一貫性を維持するために、関連する工程の大部分が自動化されている。

 高い発熱反応は、高度な安全技術によって安全性が確保されている。同技術が正常に機能しない場合、予備の非電気安全システムが作動し、反応が強力になりすぎた場合も完全に自動停止することが可能。

 モノマーが処理され反応が終了した時点で、ビーズは液体反応媒体からろ過され、関連する官能基が導入される。これらの官能基は負電荷のため、プラスに荷電したイオン(カチオン)を結合する能力がある。弱酸性カチオン交換樹脂の場合は、カルボキシル基という官能基となる。これが、反応性が非常に低いポリマーからイオン交換樹脂が製造される方法だ。

 同拠点の既存の充填施設を補完するために、今回の製造能力増強工事に加えて、食品用途向け製品を充填する施設も新設された。同社は、食品適合包装施設において、製品純度の高い基準を設定し、より高い品質を確保する。

 イオン交換樹脂に加えて、同社は、逆浸透膜エレメント「レバブレン」ブランドも提供しており、イオン交換樹脂と逆浸透膜エレメントの2つの技術により、相互に補完しあう最適な水処理を行っている。