【シリコーンゴム特集】旭化成ワッカーシリコーン 創立15周年 自動車分野向け堅調

2014年10月04日

ゴムタイムス社

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 今年合弁会社設立15周年を迎えた旭化成ワッカーシリコーン(二宮 聖社長)は、同じく創業100年の独ワッカー・ケミーの世界最高レベルの技術力を生かし積極的に高機能・高品質のシリコーン開発を進めている。

 主力である液状シリコーンゴム「ELASTOSIL LR」シリーズが自動車分野向けに堅調に推移。ユーザーの要求にあわせた開発・改良継続を進めてきた結果防水シール部品への採用機会が増えてきている。特にエアバック向けは好調で、搭載車種が高級車から軽自動車など大衆車に広がり、また運転席、助手席だけでなくサイドカーテンなど1台当たりの搭載個所も増加しているためエアバック用シリコーンゴムの需要は拡大を続けている。

 さらに、高付加価値に寄与する新製品を積極的に展開。

 「POWERSIL 570 PLUS」は水系エマルジョン技術を応用した初めてのガラス・磁器製碍子用シリコーンコーティング材。無溶剤・スズフリーでそのままスプレー塗布し常温で撥水性皮膜を形成。埃、チリ、塩分などの付着による導電性水膜の形成を抑制することで漏れ電流の発生を最小限に抑え、フラッシュオーバーのリスクを回避し碍子の信頼性を格段に向上させる。同製品をコートした碍子は

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