昭和電工 研究開発型ベンチャー企業「MEFS」を解散

2014年04月30日

ゴムタイムス社

 MEFSは4月25日、株主である国立大学法人信州大学工学部 遠藤守信教授と昭和電工が、カーボンナノファイバー等先端炭素材料に関する受託研究開発及びコンサルティングを事業とするベンチャー企業「MEFS」を、4月30日に解散すると決定したと発表した。
 MEFSでは、これまでカーボンナノファイバーや燃料電池、キャパシタ等に用いられる炭素材料に関する応用研究・用途開発、知的財産として権利化などの事業を行ってきた。同事業に関し一定の成果をみたことから、同社を解散することにしたとしている。
 昭和電工は、遠藤教授とカーボンナノファイバーの代表的物質である「気相法炭素繊維VGCF(Vapor Grown Carbon Fiber)」の共同研究を1982年より開始した。同社はこのVGCFの商業生産を世界に先駆け1996年に開始、その後、リチウムイオン電池の高性能添加材として需要増などもあり、順次生産能力の増強を進めている。
 同社は、現在推進中の中期経営計画「PEGASUS」フェーズⅡにおいて、リチウムイオン電池向け材料事業を新規(育成)事業と位置付け、カーボン系負極材「SCMG」をはじめとした製品の拡販を進めている。今後は、MEFSの研究・開発成果を事業化につなげることで、引き続きリチウムイオン電池向け材料の事業基盤強化を目指していくという。また、同大学をはじめとする産学連携を継続することで、引き続き化学と技術の発展に努めていくとしている。

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