住友理工が起動式を実施 小牧製作所の化工品新工場

2025年08月22日

ゴムタイムス社

 住友理工は8月20日、8月19日に愛知県小牧市の小牧製作所にて、化工品新工場の起動式を実施したと発表した。
 同工場は経営ビジョン「2029年住友理工グループVision(2029V)」の実現に向け、小牧製作所全体の刷新プロジェクトの一環として建設され、働きがいのある職場環境の実現を目指している。
 起動式は関係者約20名が出席した。清水和志社長は「新工場は約7年の歳月をかけ、構想を練り、準備を進めてきた。本日、この瞬間を迎えられたことを心より嬉しく思うとともに、社内外の関係者の皆の尽力に感謝申し上げる。新工場は最先端の環境対応技術を取り入れた先進的な施設。私たちは本施設を存分に活用し、2029V実現に向けて、新たな一歩を踏み出し、さらなる飛躍を目指していく」と挨拶を述べた。
 新工場の名称はSG棟/Sumitomoriko Green Transformation Building。同名称は2029V実現に向けた3つの方向性の一つである「未来を開拓する人・仲間づくり」を反映し、150名を超える従業員からの公募を通じて選定した。SG棟は、太陽光の活用(発電・採光)や、省エネ空調技術を導入し、同社グループとして初めて、ZEB(Net Zero Energy Building)認証を取得した。今後、同社グループのカーボンニュートラル実現に向け、クリーンエネルギー生産への転換を進めるモデル工場に位置付けている。新工場は8月より順次稼働を開始し12月には全面稼働を予定している。
 同社グループは、2029V実現に向け、理工のチカラを起点に社会課題の解決に向けてソリューションを提供し続けるリーディングカンパニーとして、地域社会への貢献と、働きがい溢れる企業風土の醸成に向けて、事業活動を推進していく。

設備起動のボタンを押す清水社長

設備起動のボタンを押す清水社長

起動式列席者にて記念撮影

起動式列席者にて記念撮影

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