三菱化学 連結子会社が合成樹脂エマルジョン事業を統合

2014年04月07日

ゴムタイムス社

 三菱化学は4月4日、連結子会社である日本合成化学工業(以下、日本合成)、および中央理化工業(以下、中央理化)が、日本合成と中央理化の合成樹脂エマルジョン事業の統合に関して、2014年3月31日に基本合意書を締結したと発表した。
 合成樹脂エマルジョンは、各種コーティング剤や塗料、接着剤など幅広い用途に使用されている。日本合成は、主力である合成樹脂製品のほか合成樹脂エマルジョンを製造・販売しており、一方、中央理化は、合成樹脂エマルジョンの専業メーカーとして事業を行っている。日本合成および中央理化の合成樹脂エマルジョン製品は、いずれもVOC(揮発性有機化合物)をほとんど含まず、環境負荷が低いという特徴を有している。
 今回、日本合成および中央理化の行う合成樹脂エマルジョン事業について、その製造部門を統合することにより、生産最適化を図り、両社の合成樹脂エマルジョン事業の更なる強化を目指す。
 事業統合の期日は10月1日。事業統合の方法は、日本合成のエマルジョン製品の製造部門を会社分割により中央理化に移管し、統合新社として発足する。また、日本合成のエマルジョン製品の研究開発部門の移管について、統合期日までに協議し、決定する。三菱化学は、統合新社の株式の過半数を保有する予定。

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