宇部興産 耐震補強工法が建築技術性能証明取得

2014年02月21日

ゴムタイムス社

 宇部興産は2月20日、外付けRCフレームによる耐震補強工法「デザインUフレーム工法」について、1月23日付で一般財団法人日本建築総合試験所の建築技術性能証明(GBRC性能証明第13―27号)を取得したと発表した。
 「デザインUフレーム工法」は、既存建物の外側に鉄筋コンクリート造のフレームを設置する補強工法で、建物を使用しながらの「居ながら補強」に対応している。鉄骨ブレース等の斜め材がないことから、開放的な窓開口を維持でき、建物の外観デザインにも配慮している。
 特徴は、普通コンクリート使用時に対して柱梁接合部への主筋の定着長さを短くでき、スレンダーな柱梁断面で補強耐力を確保できる。また、柱梁部材に普通コンクリートを用いることにより、補強コストを同社が事業展開している「外付け型デザインフィット工法」と同程度に抑えることができる。
 同社は2011年に「デザインフィット工法協会」を設立し、山陽建設サービスと共同開発した耐震補強工法「デザインフィット工法」の全国への普及を進めている。「デザインUフレーム工法」を補強工法のラインナップに加えることで、今後需要の伸びが見込まれる公営住宅、民間マンション、ホテル、病院および事務所ビル等の耐震補強への適用拡大を目指す方針。

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