JATMA 2013年タイヤ点検結果を発表

2014年02月18日

ゴムタイムス社

 日本自動車タイヤ協会(JATMA)は2月17日、都道府県警察、運輸支局、東日本・中日本・西日本の各高速道路(旧JH)、自動車及びタイヤ関連団体と協力し、2013年1月から12月にかけて全国で39回路上タイヤ点検を実施した結果を発表した。
 タイヤ点検を行った車両は、自動車専用道路を含む高速道路657台、一般道路874台の合計1531台。同調査の結果、点検車両1531台のうち、タイヤに整備不良があった車両は477台、不良率31・2%で、2012年点検結果と比べ4・5ポイントの減少となった。道路別では、高速道路のタイヤ整備不良率は30・9%で2・4ポイントの減少、一般道路では31・4%で6・6ポイントの減少という結果だった。
 タイヤの整備状況を項目別に見ていくと、不良率1位は「空気圧不足」で20・7%、次いで「偏摩耗」が5・6%、「タイヤ溝不足」が1・5%の順となっている。
 不良率を2012年の結果と比較すると、「タイヤ溝不足」は1・5ポイント、「空気圧不足」は5・5ポイント、「偏摩耗」は0・3ポイントそれぞれ減少しており、「釘・異物踏み」は0・1ポイント増加している。
 また、道路別で見た不良率は、高速道路では「空気圧不足」が3・7ポイント減少、「タイヤ溝不足」が2・6ポイント増加等の変動が見られる。一方、一般道路では「空気圧不足」が8・1ポイント減少、「タイヤ溝不足」が0・5ポイント増加している。
 車両グループ別に見ると、「乗用車」が31・7%(12年結果に比べ8・7ポイント減少)、「貨物車」が27・9%(同7・7ポイント増加)。「特種車」を含めた全体では4・5ポイント減少となっている。
 車両グループ別・項目別ワースト1位は、乗用車「空気圧不足」23・4%、貨物車「タイヤ溝不足」10・9%となった。
 同調査結果を見ると、「空気圧不足」が昨年より5・5ポイント減少したが、整備不良率でワースト1位(20・7%)となっている。また、「タイヤ溝不足」は増加していることが分かった。
 同協会では、今後も引き続き「4月8日タイヤの日」をはじめとした、年間を通してのタイヤ点検実施に加え、タイヤ使用管理リーフレット配布等の安全啓発活動を展開していくとしている。

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