日本バルカー 3月期中間 営業利益は33・1%減

2012年11月07日

ゴムタイムス社

 日本バルカー工業の2013年3月期中間決算は売上高が197億600万円、前年中間期比2・9%増となった。利益については営業利益は10億800万円、同33・1%減、経常利益は9億8100万円、同37・6%減となった。
 同社グループは当連結会計年度よりスタートした第6次中期経営計画「NV・S6(New Valqua Stage Six)」に掲げた諸戦略を着実に実行し、顧客対応力の強化と海外展開の加速に注力した。
 セグメント別では、シール製品事業は自動車関連市場向けの販売が伸長する一方、夏期の定期修繕需要などのプラント関連、半導体関連、産業機械市場向けの需要が伸び悩み、売上高が144億8900万円、同0・8%減となり、営業利益は12億7000万円、同25・9%減。
 機能樹脂製品事業は主に中国市場における景況悪化の影響を受け、売上高は36億8100万円、同15・0%減、営業損失は1億1700万円となった。
 環境関連事業については、2011年12月に連結対象としたフジミファインテクノロジー(現:バルカー・エフエフティ)の事業を加え、新たなセグメントとして「環境」をキーワードとする事業展開に着手。売上高は15億3500万円、営業損失は1億4400万円となった。
 通期業績見通しは売上高は前期比0・9%増の390億円、営業利益は同29・1%減の18億5000万円、経常利益17億5000円、同35・3%減としている。

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