オカモト 産業用・生活用品ともに堅調で増収増益

2012年08月06日

ゴムタイムス社

 オカモトの3月期第1四半期連結決算は、売上高161億300万円、前年同期比3・3%増、営業利益6億3700万円、同26・5%増、経常利益8億2700万円、同18・0%増、純利益4億700万円、同18・5%減の増収増益となった。

 〈産業用製品〉
 一般用、工業用フィルムは回復基調で、農業用フィルムは災害後の受注前倒しがあり、売上大幅増。壁紙は、昨年に比べ着工件数が増えたため売上増となった。自動車内装材は、新車の販売が世界的に好調で、震災の影響があった昨年に比べ売上大幅増。包装用テープは輸出産業の使用量が減少し売上減となり、工業用テープは一部好調な業種があったものの業界の低迷で売上減となった。食品用ラップ等は、コンビニエンスストア向けが好調ながらスーパー・中食が低調なため売上減。この結果、同事業の売上高は94億8900万円、同4・4%増。利益は3億9200万円、同12・3%増と増収増益となった。

 〈生活用品〉
 コンドームは薄物の販売が好調で売上増。除湿剤は気温が上がらず売上減。手袋は、工業用・産業用は市況低迷の影響を受け売上減。滅菌器は、昨年並みに推移。ブーツ・雨衣は、売場の拡販政策により定番化が進み、また、まとまった雨量があったため売上増。シューズは市況低迷のため売上微減。以上により、同事業の売上高は66億1400万円、同1・9%増、利益は5億8500万円、同23・1%増となった。

 通期の業績予想は、売上高705億円、同2・5%増、営業利益30億円、同17・5%増、経常利益32億円、同6・3%、当期純利益19億円同24・4%増を見込んでいる。

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