大阪ソーダは、10月8日に松山工場(愛媛県松山市)において、医薬品精製用シリカゲル製造設備増設工事の起工式を執り行ったと発表した。
松山シリカゲル製造設備増設工事の延床面積は4000㎡、4階建て。着工は26年10月20日。完成は28年2月末予定。投資金額は100億円超(松山、尼崎両工場の総額)となっている。
この建設プロジェクトは、2月10日に愛媛県および松山市と立地協定を締結し、28年2月末の完工に向けて準備を進めてきたもの。起工式では、愛媛県および松山市の来賓をはじめ、同社ならびに建設関係者が出席し、工事の安全を祈願した。
同社のシリカゲルは、医薬品等の分析や精製工程に使用されており、世界シェアの約70%を占めるヘルスケア事業の主力製品。近年は、糖尿病治療薬の需要拡大に加え、肥満治療薬という新たな市場の発展にともない当社の医薬品精製用シリカゲルの需要が伸長している。
こうした状況を受け、同社は24年9月に松山工場にシリカゲル製造設備を新設し、製造能力を約2倍に拡大するとともに、従来から製造を担ってきた尼崎工場との二拠点化によりBCP対応を強化してきた。
さらに、肥満治療薬市場では、欧米の製薬企業による大規模な設備投資に加え、新興国企業の参入拡大により中長期的な成長が見込まれている。28年頃には同社の医薬品精製用シリカゲルの需要が現有能力を上回ると想定されることから、同社は、総額100億円超を投じ、松山および尼崎両工場を合わせた製造能力を現有の約2倍とする増強計画を進めている。
この工事はその計画の一翼を担う重要な投資であり、安定供給体制の強化により世界の製薬企業の需要に応えるとともに、ヘルスケア事業の成長を通じて70余年にわたり操業を続けてきた松山における地域社会への貢献を目指していく。

完成イメージ図

寺田社長
