旭化成は9月30日、グローバルファーマ事業統括である青木喜和氏のもと推進してきた医薬事業のグローバル統合の一環として、米国のVeloxis Pharmaceuticals、およびスウェーデンのCalliditas Therapeuticsの各社名を「Asahi Kasei Therapeutics」へ変更し、日本とともに一つのグローバル医薬事業ブランドへ統合すると発表した。
今回のブランド統合は、2026年4月1日付で旭化成ファーマが「旭化成セラピューティクス」へ社名を変更したことに続くもので、日本・米国・欧州の主要な医薬事業拠点が共通ブランドのもとで事業を展開する体制が整う。これにより、本年4月より始動しているグローバル一体運営をさらに強化し、患者のアンメットメディカルニーズに応える、革新的な治療(セラピューティクス)の創出と提供を加速する。そして引き続き、2030年度に医薬事業売上高3000億円を目指す「One AK Pharma」戦略を推進する。
今回のブランド統合を通じて、地域を越えた意思決定、経営資源の最適配分、人財・知見の交流を一層促進する。また、各社が培ってきた専門性と文化を尊重しながら、共通のMission、Vision、Valuesのもとで患者を起点に一体感を高め、世界各地の知見や経験を結集することで、アンメットメディカルニーズの高い領域において、患者へより大きな価値を届けていく。
旭化成ファーマは、新商号旭化成セラピューティクス、変更日2026年4月1日、所在国日本となる。
Veloxis Pharmaceuticalsは、新商号Asahi Kasei Therapeutics、変更日2026年9月29日、所在国米国となる。
Calliditas Therapeutics ABは、新商号Asahi Kasei Therapeutics AB、変更は2026年10月の見込み、所在国スウェーデンとなる。
旭化成セラピューティクスは、免疫、腎疾患、移植、感染症など、アンメットメディカルニーズが高いスペシャリティ領域に注力し、患者とその家族に新たな治療の可能性を届けることを目指す。国内重点領域である骨・整形領域を含む既存製品の価値最大化や、パイプラインの着実な開発に加え、導入機会の獲得などを通じて治療の選択肢を拡充し、持続的な成長を実現していく。
2025年度~2027年度の中期経営計画においては、ドイツのAiCuris(2026年4月買収完了)の買収に加え、将来の成長に向けて3年間で約400億円のライセンス導入費用を計画している。日本・米国・欧州の機能を一体的に活用し、研究開発から事業開発、製造、販売までをつなぐグローバルな基盤を整備することで、革新的な治療をより早く患者へ届けられる体制を構築する。その実現を通じて、「One AK Pharma」を実現する。
2026年10月01日
