東洋紡は9月25日、8月27・28日、香川県・小豆島の放課後児童クラブ計3カ所で、プラスチックフィルムの役割と環境について学ぶ体験型の出張授業を開催したことを発表した。小豆島内の小学生計181人が参加し、食品包装用フィルムの違いを実際に触って確かめたり、オリジナル包装袋づくりに挑戦したりしながら、フィルムの機能・役割や資源循環の大切さについて理解を深めた。
近年、中東の石油資源への依存や海洋ごみ問題などを背景に、プラスチックの利便性だけでなく環境負荷や資源循環のあり方に対して関心が高まっている。離島である小豆島では、毎年多くの海洋ごみが漂着しており、官民が連携してその対策に取り組むなど、プラスチック資源との持続可能な関わり方が地域の課題となっている。
プラスチックフィルムを主力製品の一つとする同社は、プラスチックが抱える課題だけでなく、人々の暮らしを支える役割や優れた機能について地域の子どもたちに知ってもらおうと、このほど香川県小豆島町の池田放課後児童クラブと内海放課後児童クラブ、香川県土庄町の土庄放課後児童クラブの計3カ所で出張授業を実施した。
授業では、ポリエステルやポリプロピレンといった原料によるフィルムの性能の違いや、お菓子の包装材に使われているフィルムの構造について解説した。また、プラスチックの価値を活かしながら資源循環につなげるためには、適切な分別とリサイクルが重要であることを学んでもらった。
児童らは実際にフィルムを触って比較体験したり、オリジナル包装袋づくりを楽しんだりしながら、包装用フィルムの開封性が用途によって異なることや、食品のおいしさや品質を守り、食品ロス削減にも役立っていることを学んだ。授業後には、「プラスチックは地球に悪いイメージがあったけど、食べ物を守っていることがわかった」「お菓子の袋にたくさんの秘密があると知ってびっくりした」などの感想が寄せられた。
同社は今後も、地域社会との対話や次世代への環境教育活動を通じて、持続可能な社会の実現に貢献していくとしている。


