日本ゼオンおよびグループ企業であるゼオンオプトバイオラボは5月18日、化学とマイクロ・ナノシステム学会(CHEMINAS)において2025年度の「技術賞」を受賞したと発表した。
化学とマイクロ・ナノシステム学会の表彰には、「学会賞」「奨励賞」「若手優秀賞」「技術賞」の4賞が設けられており、受賞した「技術賞」は、化学とマイクロ・ナノシステムに関連する顕著な技術開発(製品・実験装置・方法など)を行なった個人もしくはグループに授与されるものとなる。
受賞者には、第53回研究会の授賞式にて学会長より賞が授与された。
受賞テーマは、シクロオレフィンポリマー(COP)によるマイクロ流路デバイスの精密加工技術および試作・量産技術の開発、受賞者は奥山久美氏(日本ゼオン)、相沢光一氏(日本ゼオン)、有留憲之氏(ゼオンオプトバイオラボ)となる。
受賞した取り組みの特長は以下のとおり。材料科学と微細加工技術を融合させた先駆的な取り組みで、学術研究と産業応用に寄与している。材料であるシクロオレフィンポリマーは、優れた耐薬品性と透明性を有し、蛍光観察や分光分析に適している。さらに、低不純物で低溶出性を示すため、生体試料や医療系部品において高い安全性と信頼性を確保できる。マイクロ流路デバイスの切削加工や熱圧縮成形による小ロット生産、射出成形を用いた量産において高精度加工が可能であり、研究段階から量産へのスムーズな移行を実現している。
同取り組みが高い評価を受け、技術賞の受賞に至ったことは、同社としても大変な名誉となる。同社は、今後も独創的技術の開発を通じて、安心で快適な人々の暮らしに貢献していく。
2026年05月20日


