日本精工がデルタ電子とMOU締結 ロボティクス分野を協業推進

2026年05月12日

ゴムタイムス社

 日本精工は5月8日、電源・制御・オートメーション分野で世界的に高い実績を有するDelta Electronicsと、ロボティクス分野における協業推進を目的とした基本合意書(MOU:Memorandum of Understanding)を同日締結したことを発表した。

 あわせて同社は、ロボティクス関連事業を中長期的な成長の柱と位置づけ、本協業を含むロボティクス事業全体を推進する体制として、「ロボット事業部」を新たに立ち上げ、次世代ロボットおよびロボット用アクチュエータの開発・事業化を本格的に開始した。

 近年、製造業・物流・サービス分野をはじめとする幅広い領域において、ロボット技術へのニーズが急速に高まっている。特に、ヒューマノイドロボットや協働ロボットの分野では、小型・軽量化に加えて、高精度・高信頼性・高効率なアクチュエータおよび、そのための制御技術が不可欠となっている。

 同社はこれまで、産業用ロボット分野において、軸受や直動製品を中心に多くの実績を積み重ねてきた。また、メカトロ技術を応用し様々なロボティクス関連技術の研究・開発を進めてきた。一方、デルタ電子は電源技術、モータ・ドライブ、産業オートメーション分野において世界トップクラスの実績を有している。

 両社の強みを融合させることで、次世代ロボット市場において競争力の高い製品・ソリューションの創出が可能であるとの認識で一致し、本MOU締結に至った。

 なお、同社はこれまでにもデルタ電子と協業で、ロボティクス領域に向けたアクチュエータ開発に取り組んできた。今回のMOU締結は、こうした取り組みを発展させ、ロボティクス分野での事業化を本格的に推進する位置づけとなる。

 本MOUにおいて、両社はロボット用ロータリーアクチュエータおよびリニアアクチュエータ(回転・直動ジョイント)の適用拡大を目的として、次の内容について協業を検討・推進することで合意した。

 「技術統合・システム検証」では、電子・制御技術と機械要素技術の適合性評価および統合設計について、両社で共同検討を行う。

 「製品開発・試作」では、研究開発およびプロトタイピングにおいて協力し、次のフェーズに向けた契約形態や条件についても協議を進める。

 「事業化・市場展開」では、共同開発成果の市場導入可能性を検討するとともに、グローバル市場を見据えた事業化・販売展開について協議していく。

 なお、本MOUは両社の協業意向を確認するものであり、具体的な事業化や製品化については、今後締結される個別契約に基づいて進める予定である。

締結の様子

MOU締結の様子

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