環境機能材は約2倍の増益 東洋紡の4~6月期

2026年08月10日

ゴムタイムス社

 東洋紡の27年3月期第1四半期決算は、売上高が1103億7300万円で前年同期比7・3%増、営業利益は71億3200万円で同28・1%増、経常利益は66億2600万円で同55・3%増、四半期純利益は30億7200万円で同95・3%増となった。
 セグメント別では、環境・機能材の売上高は288億円で同13・5%増、営業利益は28億円で同90・2%増となった。樹脂・ケミカル事業では、エンジニアリングプラスチックは、自動車用途を中心に販売が増加し、収益が改善した。工業用接着剤のバイロンは、海外向け電子材料用途の販売が堅調に推移した。
 環境・ファイバー事業では、環境ソリューションは、中東情勢悪化の影響により、海水淡水化用逆浸透膜の販売が減少した。高機能ファイバーは、ザイロンの需要回復を受けて販売が増加した。不織布マテリアルは、長繊維不織布スパンボンドが建材用途を中心に回復し、収益性が改善した。
 フィルムの売上高は485億円で同8・9%増、営業利益は52億円で同29・0%増となった。包装用フィルム事業では、原燃料価格高騰や調達リスクの高まりが懸念されるなか、販売面での見直しや生産性改善を進めたことにより、その影響は一部にとどまった。工業用フィルム事業では、セラミックコンデンサ用離型フィルムはAIサーバー向けを中心に販売が順調に拡大した。液晶偏光子保護フィルムのコスモシャインSRFは強い需要に支えられ、堅調に推移した。
 なお、同社はこれまで未定としていた27年3月期通期の連結業績予想を発表した。それによると、売上高は4350億円で前期比3・2%増、営業利益が230億円で同17・6%減、経常利益が185億円で同19・1%減、当期純利益は70億円で同37・4%減を見込んでいる。

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