積水化学工業は3月10日、日本健康会議により、健康経営優良法人(大規模法人部門(ホワイト500))に認定されたことを発表した。健康経営に積極的に取り組んでいる同社グループ33社を含めての認定となり、今回で9回目の認定となる。健康経営優良法人認定制度は、地域の健康課題に即した取り組みや日本健康会議が進める健康増進の取り組みをもとに、特に優良な健康経営を実践している企業を顕彰する制度である。
同社グループは、「従業員は社会からお預かりした貴重な財産である」という考え方に基づき、従業員の健康管理に取り組んできた。この取り組みをさらに一歩進め、従業員の健康推進を経営戦略としてとらえて、すべての従業員が、心身ともにそして社会的にも良好な状態であるWellーBeingであることを目指し、5つのセグメントで活動を進めている。
同社グループ従業員の健康増進のための具体的取り組みは以下の5つが挙げられている。
一つ目は、「体の健康ー健康診断と生活習慣病対策ー」で、グループ全社共通の健康管理システムを導入し推進体制の強化を図っている。また、実施することによって寿命に差がでるといわれている7つの健康習慣の実行推進を目的として健康アプリ(カロママプラス)を導入し、「七冠王アプリ」と命名して従業員が楽しく健康増進に取り組めるよう様々な工夫を実施している。
二つ目は、「心の健康ーストレスチェックと研修制度、相談センター」で、ストレスチェックは、50人未満の事業場を含め、努力義務である集団分析、職場環境改善までグループ全社で実施している。新任管理職・中途採用者・海外赴任者に対しては、Webによるストレスマネジメント研修を実施し、ストレスのセルフコントロール指標で向上が見られている。また従業員が誰でも利用できる相談センターを設置し、セーフティネットとしての機能も強化している。
三つ目は、「組織ー安心して働ける職場と制度ー」で、化学物質や作業姿勢、騒音など職場に存在するさまざまな健康障害要因に対して、労働安全衛生マネジメントシステムの活用により、グループ全体で改善活動を推進している。また、生物学的性差による健康課題に対して全従業員、女性、男性、管理職と層別の研修を実施し、従業員が配慮された環境の中で安心して働くことができる風土醸成及び社内制度の充実に努めている。
四つ目は、「グループ一体での取り組み」で、健康経営推進をグループ一体で取り組み、国内関係会社33社が「健康経営優良法人2026大規模法人部門(ホワイト500)」に認定された。また、全事業場(約300事業場)に健康管理責任者と担当者を配置して、確実に健康経営推進が取り組まれるよう体制を整備している。
五つ目は、「働きがい・やりがい・生産性向上」で、1~4のセグメントでの取り組みを確実に実施することにより、働きがいと生産性の向上を目指していく。生産性向上の見える化を図り、2019年度から「プレゼンティーズム」と「アブセンティーズム」の測定を継続している。

