日本ポリプロ、高透明PPが採用 ディーエイチシーの化粧品容器に

2026年03月11日

ゴムタイムス社

 日本ポリプロは3月9日、同社が製造・販売するポリエチレンテレフタレート(PET)・ポリスチレン(PS)代替可能な延伸ブロー向け高透明ポリプロピレン(PP)が、ディーエイチシーの新商品に採用されたことを発表した。
 同社の延伸ブロー向け高透明PPが化粧品容器用途として採用されることは、日本国内で初めてとなる。

 本延伸ブロー向け高透明PPは、独自のメタロセン触媒技術によって製造されたポリプロピレン「ウィンテック」と長年培ってきた材料設計技術の融合により開発された材料である。本材料は、これまでポリプロピレン素材では困難とされていた延伸ブロー成形による透明ボトルの実現を可能とし、PETやPSに代わる新たな選択肢として期待される。

 製品の特長として以下が挙げられている。

 一般的なポリプロピレンでは成形温度幅が狭く、複雑形状の延伸ブロー成形は困難であったが、ウィンテックGNW1092は材料設計を工夫し、成形可能な温度幅を大幅に改善することに成功した。

 独自のメタロセン触媒技術によって製造されたポリプロピレン「ウィンテック」と長年培ってきた材料設計技術の融合により、従来のポリプロピレンに比べ、格段に高い透明性を実現し、化粧品容器に求められる意匠性や内容物の視認性にも十分対応できる材料特性を有している。

 ポリプロピレン材料が有する低い水蒸気透過度により、内容液の蒸発を防ぐ。水蒸気透過度はPET比で約1/4、PS比で約1/20と高いバリア性能を発揮する。

 ポリプロピレン材料そのものが持つ優れた耐薬品性により、化粧品成分との接触に対して高い信頼性・安全性を保持している。

 ポリプロピレンは軽量なプラスチックの中でも製造時のCO2排出量が少ない樹脂であり、PETと比較して環境負荷低減に寄与する。

高透明ポリプロピレン

高透明ポリプロピレン

左:延伸ブロー向け高透明PP、右:一般透明PP

左:延伸ブロー向け高透明PP、右:一般透明PP

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