東レは3月9日、アクリル短繊維ブランド「TORAYLON(トレロン)」について、海外市場への提案力強化を目的とした、機能や用途に応じたサブブランドを立ち上げたことを発表した。今後は、TORAYLONが持つ柔らかな風合いと鮮やかな発色性の特長を活かし、消費者が求めるさまざまな機能や用途に対して機能軸で整理された高機能素材をわかりやすく提案することで、海外市場での訴求力を高めていく。
アクリル短繊維における国内生産の衰退が進む中、TORAYLONは、同社が日本の生産拠点で培ってきた同社独自の品質設計と安定生産技術を基盤に、1964年以来、国内外で販売を展開し、研究・技術開発、用途開拓を進めながら、さまざまな機能や用途に応じた原綿ラインアップを拡充してきた。一方で、海外では日本生産による高品質なアクリル繊維は一定の評価を得ており、海外に向けた提案力の強化が課題だったが、このたび、TORAYLONの機能特長ごとに整理し、海外のユーザーが求める機能や用途に応じたサブブランドを立ち上げた。
日本生産ならではの一貫した品質管理体制のもと、多様な機能を兼ねたTORAYLONを安定的に生産し、求められる機能に応じて多様な原綿ラインアップを展開している。今回の海外市場への提案力強化に向けては、こうした既存の強みを活かし、原綿ラインアップを機能軸で整理・再定義することで、「Made in Japan」の信頼性をより分かりやすい形で海外市場に訴求していく。
