事業利益は3社増益に タイヤ4社の25年12月期

2026年03月05日

ゴムタイムス社

 タイヤ4社の25年12月期通期連結決算が出そろった。米国トランプ関税の影響が懸念されるなかでスタートしたが、各社影響を最小限に食い止める対応を行った結果、売上は横浜ゴム、TOYOTIREが増収、ブリヂストン、DUNLOPも前年並みを確保した。なお、横浜ゴムの売上はDUNLOPを抜いて2位となった。事業(営業)利益はDUNLOP、横浜ゴム、TOYOTIREが増益。また、最終利益はDUNLOPと横浜ゴムが増益となった。
 ◆ブリヂストン
 売上収益は4兆4294億5200万円で前期比0・0%減、調整後営業利益は4937億1700万円で同2・2%減、当期利益(非経常事業を含む)は3272億6400万円で同14・8%増となった。
 財別にみると、PS/LTの売上収益(小売・クレジットカード事業含む)は2兆5006億円で同1%増、調整後営業利益は2686億円で同5%減、TB(リトレッド事業含む)の売上収益は1兆184億円で同0%減、調整後営業利益は884億円で同53%増、スペシャリティーズ(鉱山用、飛行機用、二輪車用タイヤが含まれる)の売上収益は6234億円で同0%減、調整後営業利益は1255億円で同10%減となった。
 調整後営業利益の増減要因は、原材料で260億円、数量で140億円、為替で100億円、南米事業で10億円、その他で456億円の減益要因となったのに対し、売値で560億円、MIXで170億円、加工費で110億円、営業費で230億円となり、差し引き104億円(除く為替+204億円)の増益となった。
 ◆DUNLOP
 売上収益は1兆2070億6100万円で同0・4%減、事業利益が907億8600万円で同3・2%増、当期利益は503億7900万円で同410・7%増となった。
 タイヤ事業の売上収益は1兆436億8300万円で同0・3%減、事業利益は798億1200万円で同4・8%増だった。連結事業利益の増減要因については、数量・構成他が253億円、経費60億円、スポーツが10億円、為替9億円、原材料7億円が減益要因となったが、価格が253億円、固定費70億円、直接原価が42億円などが増益要因となり、合計で28億円の増益となった。
 ◆横浜ゴム
 売上収益は1兆2349億5900万円で同12・8%増、事業利益は1665億7700万円で同24・0%増、当期利益は1053億9800万円で同40・7%増となった。
 タイヤ事業の売上収益は1兆1212億8400万円で同14・3%増、事業利益は1549億7900万円で同21・9%増となった。事業利益の増減要因はタイヤ事業では為替差が14億円、販売量で139億円、製造価格で87億円、価格/MIXで123億円、OHTで43億円、GーOTRが34億円の増益要因であった一方、原料価格で46億円、物流費で16億円、固定費で60億円の減益要因となり、タイヤ事業は317億円の増益。MBで25億円で増益だったが、その他で20億円の減益となり、総合計では322億円の増益となった。
 ◆TOYO TIRE
 売上高は5949億2300万円で同5・2%増、営業利益は973億5000万円で同3・6%増、経常利益は1013億2800万円で同0・8%減、四半期純利益は636億1400万円で同15・0%減となった。タイヤ事業の売上高は5476億9700万円で同5・4%増、営業利益は955億900万円で同3・7%増となった。
 営業利益の増減要因は、販売要因で184億円、製造コストで4億円、原材料で0億円、その他で0億円の増益要因となった。一方、販管費で6億円、為替で24億円、海上運賃等高騰影響で21億円、関税影響で103億円、自動車部品事業で1億円の減益要因で合計34億円の増益だった。

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