精密機器事業は増収増益 不二ラテックスの4~9月期

2025年11月06日

ゴムタイムス社

 不二ラテックスの26年3月期第2四半期連結決算は、売上高は34億2500万円で前年同期比5・9%減、営業利益は2億4800万円で同84・0%増、経常利益は2億1400万円で同79・2%増、中間純利益は3700万円で同35・4%減となった。
 セグメント別では、医療機器事業の売上高は10億8500万円で同22・9%減、セグメント利益は4600万円で同32・9%減となった。コンドームの製造停止に伴い前年までの製品コンドーム売上が減少し、ヘルスケア商品群は検査薬を中心に売上が好調に推移したものの、一部の値上げ品に対する駆け込み需要の反動減もあり、メディカル製品と併せた医療機器事業の売上は前期比で減収。利益面では売上減少に伴う減益要因が大きく減益となった。
 精密機器事業の売上高は22億1100万円で同16・5%増、セグメント利益は5億4000万円で同74・7%増となった。精密機器事業は市場の回復に伴い受注残が堅調に推移し、売上も好調に推移。利益面は売上増加に伴う増益要因に加えて生産性の改善等による原価低減効果により増益となった。
 SP事業の売上高は3400万円で同84・7%減、セグメント損益は3500万円の損失(前年同期は500万円の損失)となった。フィルムバルーンを中心とした売上が低調に推移し、減収の主要因となった。
 食品容器事業の売上高は9400万円で同14・4%減、セグメント損失は5000万円(前年同期は1100万円の損失)となった。
 26年3月期通期連結業績予想は、売上高が74億6000万円で前期比3・6%増、営業利益は5億7200万円で同174・3%増、経常利益は4億8800万円で同185・5%増、当期純利益は2億8300万円で同5・1%減を見込んでいる。

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