横浜ゴム、アドバン装着車が優勝 SUPER GTのGT300クラス

2025年11月06日

ゴムタイムス社

 横浜ゴムは11月4日、同社のグローバルフラッグシップタイヤブランド「ADVAN」装着車が11月1~2日に栃木県のモビリティリゾートもてぎで開催された国内最高峰のGTカーレース「2025 AUTOBACS SUPER GT」最終戦(300kmレース)のGT300クラスで優勝したと発表した。これにより「ADVAN」装着車はGT300クラスにおいて全8戦中5戦で勝利する強さを見せ、「ADVAN」はその高い性能を武器にシーズンを通してサポートチームの足元を支え続けた。
 最終戦で優勝したのはTEAM MACHの「マッハ車検エアバスターMC86マッハ号(5号車/塩津佑介選手/木村偉織選手)」となる。予選2位でスタートした決勝では、タイヤ無交換作戦で臨み、ファーストスティントを務めた塩津選手が丁寧かつ落ち着いた走りで19周目にピットイン。バトンを受けた木村選手はペースを落とさない走りを続け、最終的には2位に9秒近い差をつけてゴールし、同チームにとって悲願のSUPER GT初勝利を飾った。
 安定したグリップ性能を発揮した「ADVAN」が無交換作戦を支え、チームの勝利に大きく貢献した。また、第7戦で優勝したseven×seven Racingの「seven×seven PORSCHE GT3R(666号車/ハリー・キング選手/藤波清斗選手)が3位を、KONDO RACINGの「リアライズ日産メカニックチャレンジGTーR(56号車/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ選手/平手晃平選手)」が4位を獲得した。
 シリーズチャンピオン争いでは、ヨコハマタイヤ勢はライバルチームのポイントにわずかに及ばず2年連続のシリーズチャンピオンは逃したものの、チームランキング2位~5位までをヨコハマタイヤ勢が占めた。「ADVAN」は様々な車種の性能を最大限に引き出すことでSUPER GTならではの白熱したバトルを支え、レースを大いに盛り上げた。
 同社は2024年度~2026年度までの中期経営計画「YX2026」のタイヤ消費財戦略において高付加価値品比率の最大化を掲げ、グローバルフラッグシップタイヤブランド「ADVAN」、SUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「GEOLANDAR」、「ウィンタータイヤ」、そして18インチ以上のタイヤの拡販に取り組んでいる。その中で、モータースポーツ活動を「ADVAN」「GEOLANDAR」のブランド価値向上の場と位置付け、トップカテゴリーからグラスルーツカテゴリーまでグローバルでの多岐にわたるモータースポーツ競技に参戦している。

勝利を喜ぶ塩津佑介選手と木村偉織選手

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優勝したマッハ車検エアバスタ MC86マッハ号

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3位のセブン×セブンポルシェGT3R

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