住友ゴム、ニュル耐久シリーズ最終戦優勝 ワンツーフィニッシュで飾る

2025年10月27日

ゴムタイムス社

 住友ゴムは10月23日、同社グループのファルケンタイヤヨーロッパが、10月11日にドイツで開催された「ニュルブルクリンク耐久シリーズ(正式名称:NURBURGRING LANGSTRECKEN SERI)」の最終戦4時間耐久レースに参戦し、最高峰クラスのSP9 PROにおいて、「Porsche 911 GT3R」4号車が優勝、3号車が2位に輝いたことを発表した。今季通算5勝目をかざると共に、NLS SpeedーTrophy部門でもチャンピオンに輝いた。

 最終戦となるNLS第10戦の予選では、FKモータースポーツの2台はポールポジションを獲得すべく攻略に挑んだが、度重なるコース上の渋滞と追い越し禁止のイエローフラッグによってスピードを伸ばせず、3号車は5番手、4号車は7番手からのスタートポジションとなった。

 午後に行われた決勝レースではスタート直後からファルケンモータースポーツの2台は目を見張るダッシュを見せ、瞬く間に先頭集団へと浮上した。

 その後、4号車は他車との接触によりフロントバンパー交換を余儀なくされ、一時的に順位を落としたが、僚友の3号車はスリックタイヤを装着しながらも滑りやすいウエットコンディションの中で高いグリップ力を発揮し、激しい先頭争いを繰り広げた。

 中盤には霧が立ち込める難しいコンディションとなり、レインタイヤへの交換も行われる中で、3人のドライバーはいずれもミスなく周回を重ねた。4号車の目覚ましい追い上げにより、レース中盤にはファルケンポルシェによる1ー2体制を確立。その後も盤石のレースコントロールでチームとして今季5勝目を挙げ、3位の車輌に対して5分50秒もの差をつけ、ワンツーフィニッシュで有終の美を飾った。さらに、ニコ・メンツェル選手は3号車・4号車の両マシンをドライブするダブルエントリーの活躍が高く評価され、レース後には「ドライバー・オブ・ザ・レース」に選出された。今シーズン、チームは5勝(うち4回がワンツーフィニッシュ)、12回の表彰台、2回のポールポジションを記録。その結果、NLS SpeedーTrophy部門を2年連続で優勝した。今回の結果は、ファルケンタイヤが有する卓越したパフォーマンスと耐久性、そして揺るぎない信頼性を改めて示すものとなった。

4号車のレースの様子

4号車のレースの様子

優勝・2位を決め、表彰台で喜ぶドライバー達

優勝・2位を決め、表彰台で喜ぶドライバー達

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