ダイセルがサスマ展へ出展 循環型社会実現への新技術など紹介

2025年10月16日

ゴムタイムス社

 ダイセルは10月14日、サステナブル素材に特化した総合展示会「第5回サステナブルマテリアル展」(会期:2025年11月12~14日、会場:幕張メッセ)に出展することを発表した。
 本展示会は、生分解性樹脂やバイオマス素材などの環境配慮型素材の他、リサイクル可能材料など、サーキュラーエコノミーの実現に向けた技術、資源、材料が一堂に集まる、世界最大規模の「サステナブルマテリアルの総合展」である。

 創業以来100年以上にわたり、常にバイオマスに向き合い、サステナブルな視点で歩みを重ねてきた同社グループの最先端の商材や技術を展示する。

 木材由来の天然高分子「セルロース」を原料とする世界初の人工プラスチック「セルロイド」が同社名の由来であり、同社誕生の起源である。セルロース化学、有機合成化学、高分子化学、火薬工学をコア技術に、さまざまな分野でグローバルに事業を展開している。

 本展示会では、循環型社会実現に向けて同社が提案する「バイオマスバリューチェーン構想」に関わる新技術や、カーボンネガティブ実現に向けた「太陽光超還元(CO2還元技術)」の研究テーマの最新情報を紹介する。同時に、エンジニアリングプラスチックの100%循環化をめざす「DURACIRCLER Sustainable Solutions」についても紹介しながら、循環型社会への貢献に向けた同社グループ全体としての考えを示す。

 会場では、構想と取り組みを知ってもらうとともに、天然由来素材で海洋生分解性をもつ酢酸セルロース樹脂『CAFBLO』の展示をはじめとした、商材や開発品の展示も行う。

ブースイメージ

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