フコクの26年3月期第1四半期連結決算は、売上高が227億2000万円で前年同期比2・2%増、営業利益は10億円で同2・1%増、経常利益は9億1700万円で同28・8%減、四半期純利益は4億9300万円で同33・2%減となった。
セグメント別にみると、機能品事業の売上高は103億7300万円で同9・1%増、セグメント利益は11億円で同3・2%減。拡販に注力している放熱ギャップフィラー等を含む受注が堅調に推移したこと及び為替換算の影響により増収、セグメント利益については、売上高の増加に加え、合理化や売価反映等の取り組みを進めたものの、原材料費や労務費等の上昇分を吸収出来ず減益となった。
防振事業の売上高は98億400万円で同2・7%減、セグメント利益は6億9500万円で同3・6%増。受注が伸び悩んだことで減収、セグメント利益については、売上高は減少したものの、金具鋼材費や労務費等の上昇を生産性の向上及び合理化や売価反映等により吸収したことで、増益となった。
ライフサイエンス事業の売上高は2億6100万円で同3・9%増、セグメント利益は6200万円で前年同期比2・4%減となった。
金属加工事業の売上高は12億400万円で同11・9%減、セグメント利益は3000万円(前年同期は1600万円の損失)となった。採算性向上に向けた事業の選択と集中を進めていることから減収となったが、非採算部品の撤退により採算性が向上したことで増益となった。
ホース事業の売上高は12億8300万円で同5・9%増、セグメント利益は1億800万円で同83・9%増となった。
26年3月期通期業績予想は変更なく、売上高880億円で前期比1・8%減、営業利益50億円で同5・9%増、経常利益50億円で同9・4%増、当期純利益35億円で同19・4%増を見込んでいる。
