豊田合成は7月28日、同社のオリジナルエシカルブランド「Reーs(リーズ)」が、住宅設備機器などを製造・販売するTOTO向けに、エアバッグ生地とシートベルトの端材を活用したオリジナルバッグを企画・製作したことを発表した。本製品はエアバッグ生地の優れた耐久性を活かし、カタログをはじめとする提案ツールの持ち運びなどで活用される。
同社は廃棄物の削減と資源の有効活用を目指し、リサイクルが難しいエアバッグ生地やハンドルの本革の端材を加工し、Reーsブランドとして展開している。一方、TOTOも節水・節電に寄与する製品の開発など、環境負荷低減に積極的に取り組んでいる。
今回の企画は、両社が双方の環境保全への取り組みに共感したことで実現した。従来は廃棄されていた素材に新たな価値を吹き込み、デザイン性と機能性を兼ね備えた実用的なバッグへと再生した。


