住友理工、ESG総合指数に選定 国内銘柄3種全てに継続

2025年07月23日

ゴムタイムス社

 住友理工は7月18日、年金積立金管理運用(GPIF)が採用するESG総合型投資指数のうち、国内株式で構成される銘柄全てに選定されたことを発表した。同社が構成銘柄として選定された指数は、「FTSE Blossom Japan Index」「FTSE Blossom Japan Sector Relative Index」「MSCI 日本株ESGセレクト・リーダーズ指数」の3つとなる。

 グローバルインデックスプロバイダーであるFTSE Russellにより作成された「FTSE Blossom Japan Index」は、環境・社会・ガバナンス(ESG)の対応に優れた企業のパフォーマンスを測定するために設計されたインデックスである。コーポレートガバナンス、健康と安全性、腐敗防止、気候変動といった分野について評価が行われている。また、FTSE Russellにより構築された「FTSE Blossom Japan Sector Relative Index」は、各セクターにおいて相対的に、ESGの対応に優れた日本企業のパフォーマンスを測定するために設計されたインデックスである。低炭素経済への移行を促進するため、特に温室効果ガス排出量の多い企業については、TPI経営品質スコアにより改善の取り組みが評価される企業のみを組み入れている。同社は、「FTSE Blossom Japan Index」に2年連続、「FTSE Blossom Japan Sector Relative Index」に4年連続で選定された。

 「MSCI 日本株ESGセレクト・リーダーズ指数」は、株価指数を算出している米国のモルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナルにより作成された、ESG投資インデックスで、MSCI 日本株IMI指数を構成する銘柄のうち、各業種内でESG格付けの高い企業が選定された指数である。また、MSCI ESG格付けは、MSCIが世界中の企業を対象にESGについて総合的に評価されるもので、ESG投資における世界的な評価指標とされている。同社は2024年から当インデックスに継続選定されている。

 同社グループは、世界中で必要とされる「Global Excellent Manufacturing Company」への飛躍を目指し、ESGを意識した経営を推進している。今回の選定を契機に、その歩みをさらに加速させていくとしている。

「FTSE Blossom Japan Index」ロゴマーク

「FTSE Blossom Japan Index」ロゴマーク

「FTSE Blossom Japan Sector Relative Index」ロゴマーク

「FTSE Blossom Japan Sector Relative Index」ロゴマーク

 

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