住友化学がSEAで最高評価獲得 GHG排出量削減の取組みを評価

2025年07月23日

ゴムタイムス社

 住友化学は7月22日、国際NGOであるCDPが実施した「サプライヤー・エンゲージメント評価(SEA)」において、最高評価である「サプライヤー・エンゲージメント・リーダー」に6年連続で選定されたと発表した。
 CDPは2017年より、企業のサプライチェーン全体における温室効果ガス(GHG)排出量削減や気候関連リスク低減の取り組み、サプライヤーへの働きかけや効果的な協働に関する評価を実施している。今回CDPに情報開示した国内外の約2万4800社のうち1394社が、最高評価の「サプライヤー・エンゲージメント・リーダー」に選定された。
 同社は、2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、グループのGHG排出量削減の取り組み方針や活動目標を盛り込んだグランドデザインを2021年に策定、公表した。
 加えて、同社グループ主要会社のサプライチェーン全体で発生するGHG間接排出量(Scope3)について2030年までの削減目標を掲げ、「2℃を十分に下回る水準(Wellーbelow2℃)」でScience Based Targets(SBT)イニシアチブの認定を改めて取得するなど、サプライヤーとの対話を通じた気候変動対応の取り組みも推進している。
 この一例として、同社は毎年、国内の主要サプライヤーに対して同社グループのカーボンニュートラル実現に向けた取り組みを説明するとともに、GHG排出量削減への協力を呼び掛けている。今回の選定は、これらの継続的な取り組みが評価された結果であると考えている。
 同社は、今回の選定を励みとして、引き続き、カーボンニュートラルの実現に向け、サプライヤーの方々との連携を進める。そして、サステナブルな社会の実現に貢献することで自らの成長を実現し、ステークホルダーの方々の期待に応えていく。

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