住友ゴム工業は6月30日、同社グループの企業価値創造に向けた取り組みを伝えることを目的として「統合報告書2025」を発行し、企業サイトにて公開したと発表した。
「統合報告書2025」では、3月に公表した長期経営戦略「R.I.S.E.2035」を軸に、同社グループが中長期でどのように価値創造を実現していくのかを詳述した。
また、同社グループが長年にわたり培ってきた技術や製品を紹介する「イノベーションによる競争力強化」、および製造業が直面する生産現場の課題に取り組む「はたらきたい未来の工場プロジェクト」をテーマとした従業員鼎談を掲載している。
社外取締役による「ガバナンス最前線」をテーマとした鼎談では、同社のガバナンス体制について多角的な視点から議論を行っている。長期経営戦略の実現に向けた各事業の取り組みに加え、企業基盤の強化に向けた具体的な施策も紹介しており、同社グループの成長に向けたストーリーを簡潔かつコンパクトにまとめている。
さらに、企業サイト内のサステナビリティページも更新し、統合報告書とのリンクを設けることで連携を図った。統合報告書とウェブサイトを併せて閲覧することで、同社グループの持続的成長の道筋について、より深く理解できる構成を目指した。
同レポートの公開を通じて、ステークホルダーの方々との建設的な対話を深め、企業価値向上を目指していく。また、長期経営戦略「R.I.S.E.2035」で掲げる目指す姿「ゴムから生み出す新たな体験価値をすべての人に提供し続ける」の実現に向けて、引き続き取り組んでいく。
「統合報告書2025」の概要は、同社グループについて(同社の「企業理念」や「歴史」、「事業概要」を掲載)、同社グループの戦略(「社長によるTOP COMMITMENT」、「価値創造モデル」、「マテリアリティ」、「長期経営戦略」、「財務担当役員メッセージ」、「サステナビリティ、人事、財務責任者のクロストーク」などを掲載)、事業活動(タイヤ・スポーツ・産業品の各事業について、事業担当役員が「2024年度の振り返り」、「長期経営戦略の実現に向けて」、「2025年度の重点施策」に沿って紹介)、成長基盤としてのサステナビリティ(「住友ゴムグループのイノベーションの系譜」、「持続可能な地球環境への貢献」、「従業員鼎談」などを掲載)となる。