フコク物産(東京都大田区、木部美枝社長)が製造を委託して販売を行っている日本酒「富々美(ふふみ)」の評判が高まっている。SSA酒ソムリエ協会主催の「Tokyo酒チャレンジ2025」で金賞を受賞したのに続き、「インターナショナル・ワイン・チャレンジ2025(ロンドン)」でも純米大吟醸の部で銅メダルを受賞した。
富々美は、グループ会社のフコク物流の山形営業所の農業課が生産したお米(山形県産つや姫100%使用)をもとに、東の麓酒造(山形県南陽市)に醸造を委託した純米大吟醸。お米本来の華やかな香りとすっきりとした飲み口で、さまざまな食事やおつまみに合わせやすい。
東部ゴム工業用製品卸商業組合が6月17日に開いた「商品展示説明会」では、同社ブースにて来場者に対して富々美の試飲を行ったほか、新たに商品化した酒粕ジェラート「富々美」(アルコール分含む)の試食を行い、商品の魅力をアピール。酒粕ジェラート「富々美」は、なめらかな舌ざわりで、アルコール香る大人のジェラート(添加物・保存料・香料無添加)。アルコール分が含まれており、子どもや妊婦、運転前の摂取は控えた方が良いとのこと。
富々美の試飲や酒粕ジェラートを試食した人からは「飲みやすくて、白ワインのような味わい」「なめらかな舌ざわりでおいしい」といった感想が多く聞かれた。商品の購入予約も受け付けていたが、気に入った来場者がその場で購入予約を行う姿もあった。
同社はお米に加えて野菜も栽培中。農業ビジネスに力を入れるべく、アグリビジネス推進室を立ち上げた。「アグリビジネスは木部社長がもっとも期待を寄せている事業」(同社)。今後は富々美の種類を増やす構想があるほか、中国市場に売り込む計画がある。日本酒や酒粕ジェラートに関する問い合わせは、アグリビジネス推進室まで。