三洋貿易、注力商材説明会開催 エポキシ化天然ゴムなどPR  

2025年06月09日

ゴムタイムス社

 三洋貿易は5月29日、本社で商材説明会を開催し、ゴム事業部とモビリティ事業部が注力展開する環境に配慮した商材を紹介した。ゴム事業部からは、タイMMG社のエポキシ化天然ゴム(ENR)、中国のダウホン社のフッ素ゴム、ヒューバー社のKemgard、アランセオ社のバイオ由来EPDM(Keltan ECO)の特徴や今後の展望を説明した。
 エポキシ化天然ゴム(ENR)は、通常の天然ゴムと同様に、パラゴムノキから採取したラテックスを主原料とする。安定化したラテックスに過酸を反応させることにより、天然ゴムを構成するシス―ポリイソプレンのジエン部分(二重結合)にエポキシ基を導入。その結果、天然ゴムは高極性化し、天然ゴムにはない性質・特性が付加できる。エポキシ化天然ゴムは、耐久性や耐候性の向上に加え、ガスバリア性の低下も図られる。このほか、シリカとの相溶性が良い(加工性が良い)といった特性を持つ。
 現在は天然由来の合成皮革(ビーガンレザー)の代替用途

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