住友化学は6月3日、日本化学工業協会より、第19回レスポンシブル・ケア賞の「RC審査員特別賞」を受賞したことを発表した。受賞テーマは、愛媛県新居浜市などと共同で実施したアクリル製飛沫防止板の地域内資源循環『MICAN(みかん)プロジェクト』。
日化協のレスポンシブル・ケア賞は、わが国のレスポンシブル・ケア活動の普及や活性化に貢献した企業や個人などを表彰するもの。今回の受賞は、同社がアクリル樹脂のケミカルリサイクル技術を活用した資源循環の推進を自治体や他企業と連携して行い、廃棄物や温室効果ガスの削減に取り組んでいることが評価されたもの。
評価されたポイントとして以下の3点が挙げられている。
一つ目はケミカルリサイクル技術を活用した資源循環の推進、二つ目は自治体や他企業との連携による地域社会への貢献、三つ目は教育・啓発活動を通じた地球環境保護への意識向上が評価された。
同社は、今回の受賞を励みとして、引き続き、社会全体でのカーボンニュートラルの実現に向け、サプライヤーや事業パートナーをはじめとするステークホルダーとの連携を進めていくとしている。