ゴムタイムス社は7月3日、「ポリイミド合成と特性の理解と高機能化」をテーマにWEB限定セミナーを開催します。
ポリイミドの代表であるKaptonタイプポリイミドは、ガラス転移温度(Tg)が400℃と最高の耐熱性を示す高分子であり、宇宙産業用途で得られた信頼性を基に、耐熱絶縁材料としての用途が広がり、電気・電子部品に使用されるようになった。使用される環境が異なると要求特性が高度化し、使用用途に応じて、耐熱絶縁以外に、低線膨張性、熱可塑性、溶解性、低吸水性、低誘電性、無色性などの性質が要求されるようになった。本講演では、分子設計を基にした、演者らが行ってきたこれらの特性を持つポリイミドの開発を中心に説明。この他、企業との共同研究「ポリイミドーシリカエナネル線の作製」や「熱硬化性ポリイミドを用いたプリント化」についても解説する。
〇セミナー開催日時 25年7月3日10:30~16:30。
〇講師 森川敦司 (茨城大学 工学部 数理・応用科学領域教授)。東京工業大学有機材料工学の博士後期課程の終了、1992年~1995年旭化成工業、1999年~2010年同助教授、2010年4月~2016年3月同教授、2016年4月~現在。
〇受講料は4万5000円/1人(税別)。申し込みはゴムタイムスWEBから。
〇当日のプログラム ①KAPTONタイプポリイミドに代表されるポリイミド②ポリイミド分子鎖の熱的挙動③熱安定性④誘電性(低誘電率化)⑤ゾルーゲル法によるポリイミドーシリカ複合体の作製とエナネル線の絶縁層への応用⑥無色性を利用した応用研究⑦ポリイミドの機能化のための作用箇所
2025年06月02日