住友理工は5月27日、6月4日~6日にAichi sky Expo(愛知県常滑市)で開催される「AXIA EXPO 2025」に出展することを発表した。ブースNo.はDー16。
「AXIA EXPO(アクシア エキスポ)」は、スマートシティの実現に資する技術・製品を一堂に集めた産業展示会。今回、本展示会では、「水素・アンモニア」「次世代型スマートシティ」「GX(グリーン・トランスフォーメーション)」「スマートファクトリー」の分野を中心に各種技術や製品が展示される。
同社は本展示会にて、生産管理・製造現場の先進化・効率化をテーマとした技術やサービスを展示する「スマートファクトリー展」にブース出展する。同ブースでは、1mm以下の薄さにおいても断熱効果を発揮し、複雑な形状でも施工・貼付が可能な柔軟性を特長とする「薄膜高断熱材:ファインシュライト」を展示予定。今回、ファインシュライトの技術を応用した開発品「断熱テキスタイル」も紹介する。
展示品の薄膜高断熱材「ファインシュライト」は、高分子材料技術を応用し、空気が動けないほど微細な、ナノサイズの細孔を持つ高断熱フィラー(シリカエアロゲル)を塗料化したもの。不織布、成形樹脂などの基材にコーティングすることで、静止空気以上の高断熱性を発揮する。今回展示予定の断熱テキスタイルは、ファインシュライトの特徴の1つである基材を選択することができるという点に着目して製品開発を行っている。ファインシュライトはモビリティにおいて車室空間の冷暖房効果を高め、燃費・電費向上による航続距離の延長に貢献する。製造現場においては、炉などの熱を利用する設備の外側に貼付することで放熱を抑え電力使用量およびCO2排出量の削減が可能。