旭化成は5月27日、フロンの適正な管理を経済産業省・環境省とともに啓発・推進する日本冷媒・環境保全機構によるフロン排出抑制法への取り組み評価「第4回JRECOフロン対策格付け」において、第3回に続きAランクを取得し、5月26日に行われた表彰式に出席したことを発表した。
JRECOフロン対策格付けは、東京証券取引所プライム市場に上場する企業を対象に、統合報告書やサステナビリティレポートに記載されたフロン排出抑制法への取り組みについて、法令遵守、排出量算定、点検の実施状況、情報開示内容などを基にJRECOが独自に評価するもの。第4回目となる今回は、調査対象企業1641社のうち、94社がAランクに認定された。
同社では、2015年のフロン排出抑制法施行以降、空調機器などフロン類を使用する設備の一元的な管理を目的として、冷媒管理システム「RaMS」を導入し、フロン漏えい量の算定や簡易・定期点検の記録・管理を的確に行うとともに、現場での教育・訓練体制の充実、社内全体での情報共有による管理レベルの底上げを継続的に推進している。これらの取り組みが評価され、2年連続となるAランク認定に至った。
同社は、今後も冷媒管理の高度化を図りフロン排出抑制に取り組み、持続可能な社会へ貢献していくとしている。