産業用製品は増収減益 オカモトの25年3月期

2025年05月26日

ゴムタイムス社

 オカモトの25年3月期連結決算は、売上高が1091億700万円で前期比2・8%増、営業利益は87億100万円で同13・3%減、経常利益は

97億6400万円で同19・2%減、当期純利益は66億7400万円で同9・7%減となった。

 産業用製品の売上高は746億2800万円で同5・1%増、セグメント利益は13億3800万円で同38・4%減となった。一般用フイルムは、価格改定を実施したが市況が低迷し売上微減となった。工業用フイルムは、滞留していた市場在庫も減少し、ステッカー用が好調で売上増となった。自動車内装材は、中国での日系メーカー生産減少の影響はあったものの、北米市場の好調が継続し売上増となった。フレキシブルコンテナは、石油化学向けの需要が減少し売上減となった。

 生活用品の売上高は342億3700万円で同1・8%減、セグメント利益は92億6700万円で同4・6%減。コンドームは、新商品の発売及びインバウンド顧客増加により売上増となった。また、海外は中国景気低迷の影響を受けるも売上は微増となった。手袋は、家庭用手袋は大手得意先取引減少のため売上減となった。医療用手袋は競争激化により販売減となった。産業用手袋は価格改定に加え新規獲得もあり売上増となった。

 26年3月期連結業績予想は、売上高は1090億円で前期比0・1%減、営業利益は57億円で同34・5%減、経常利益は70億円で同28・3%減、親会社株主に帰属する当期純利益は43億円で同35・6%減を見込んでいる。

 

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