デンカは5月20日、新潟県五泉市の五泉事業所鏡田工場において、抗原迅速診断キットおよび検査試薬の製造用新棟を竣工したと発表した。
同社は検査試薬を製造する国内主要メーカーの一つとして、新型コロナウイルス感染症パンデミック以降、拡大する検査需要に応えるため、2022年4月に生産能力増強を決定した。
新棟では、抗原迅速診断キットおよび検査試薬の生産能力増強に加え、自動化倉庫や無人搬送車両、MESの導入など、業務・生産・物流プロセスのデジタライゼーションにより、生産効率の強化を図っている。
同社は、経営計画「Mission2030」にて「Healthcare」分野への注力を掲げている。その中核である新型コロナウイルスの抗原迅速診断キットをはじめとする検査試薬を製造・販売するメーカーとして、感染症対策を社会的責務と捉え、検査体制の拡充および世界の人々のQOL向上に貢献していく。
同社はこれからも、「化学の力で世界をよりよくするスペシャリストになる」というパーパスのもと、世界に誇れる化学で、人々の暮らしと社会に貢献し続ける。
2025年05月21日