東海カーボンの25年12月期第1四半期連結決算は、売上高が803億4600万円で前年同期比2・2%減、営業利益は71億3600万円で同104・5%増、経常利益は64億7200万円で同38・1%増、当期純利益は30億2600万円で同85・9%増となった。
カーボンブラック事業の売上高は389億2000万円で同1・7%減、営業利益は45億2100万円で同20・6%減となった。販売数量は拠点により差が見られるものの、全体では前年同期並みとなった。しかし、売価の下落が主な要因となり、売上高および営業利益は前年同期比で減少した。
黒鉛電極事業の売上高は93億8300万円で同13・7%減、営業損失は7億2500万円(前年同期は21億7500万円の損失)となった。鉄鋼市況は世界的に明るい兆しがみられず、鉄鋼生産は低調に推移し、電極市況は低迷した。
2025年12月期業績予想は、売上高3410億円で前期比2・6%減、営業利益233億円で同20・2%増、経常利益220億円で同2・6%減、当期純利益110億円を見込んでいる。