ブリヂストンは5月14日、「SX銘柄2025」に選定されたと発表した。「SX銘柄」への選定は、初回の2024年に続き2年連続となる。
「SX銘柄」は、経済産業省および東京証券取引所によりSXを通じて持続的に成長原資を生み出す力を高め、企業価値向上を実現する先進的企業群が選定・公表される。
「SX銘柄」の選定では、企業の価値創造ストーリーを構成する「価値観・長期戦略」、「実行戦略」、「KPI・ガバナンス」、「実質的な対話・エンゲージメント」の4つの観点から企業の取り組みが評価される。
今回は、サステナビリティを経営の中核に据え、持続的に提供する社会価値・顧客価値を明確化している点や、同社のバリューチェーン全体で、カーボンニュートラル化、サーキュラーエコノミーの実現、ネイチャーポジティブの推進にフォーカスする取り組みとビジネスを連動させながら持続的な価値創造の基盤を強化している点など、同社の強みを活かした戦略が評価された。「SX銘柄」における同社の観点別評価は、以下の通り。
価値観・長期戦略では、自社の強みを活かし、経営課題に対応する戦略が策定されており、実行戦略では、人財育成、DX強化、知財マネジメントを強化するためのリソース配分を実施している。その他、KPI・ガバナンスでは、取締役会におけるグローバル経営課題の議論において、定期的にサステナビリティを取り上げ、KPIを着実にモニタリングしており、実質的な対話・エンゲージメントでは、CEO、社外取締役が投資家との対話に出席し、対話の場で得られた意見を定期的に取締役会等の重要会議体において共有し、PDCAを回している。
同社は、企業コミットメント「BridgestoneE8Commitment」を未来からの信任を得ながら経営を進める軸として、従業員、社会、パートナー、ユーザーなど、多くのステークホルダーの方々と共に価値を創出することで、未来に対する責任を果たし、持続可能な社会を支えることにコミットしていく。
2025年05月16日