SSBRの販売数量は過去最高 ENEOSHDの25年3月期

2025年05月15日

ゴムタイムス社

 ENEOSホールディングスの25年3月期業績は、売上高は12兆3224億9400万円で前期比0・2%減、営業利益は1060億9300万円で同72・2%減、税引前利益は882億1900万円で同76・0%減、当期利益は2260億7100万円で同21・5%減となった。
 合成ゴム及び関連製品、高機能化学品などが含まれる機能材セグメントの売上高は3470億円で同13・1%増、営業利益は177億円で同145・8%増となった。低燃費タイヤの接地面に使用される溶液重合スチレン・ブタジエンゴム(S―SBR)は顧客の商品開発のリードタイムを意識し、ニーズを正確に先取りし、高機能・高付加価値化を目指した商品開発を進めた。グローバル市場での需要を着実に取り込んだ結果、特に高機能グレードの販売が拡大し、S―SBRの販売数量は過去最高を記録した。
 26年3月期業績予想は11兆7000億円で前期比5・1%減、営業利益は3600億円で同239・3%増、税引前利益は3450億円で同291・1%増、当期利益は1850億円で同18・2%減を見込んでいる。

全文:約465文字

関連キーワード: ·

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー