丸尾カルシウムの2025年3月期連結決算は、売上高が128億4300万円で前年比0・4%減、営業利益は500万円で同95・8%減、経常利益は1億9700万円で同44・8%減、当期純利益は1億4800万円で同40・4%減となった。
売上高は新規取引先、新規商材の獲得に努めたが中国販売子会社の売上減少などにより減少、原材料費、エネルギー価格の高騰や人件費・設備費の上昇による原価高、また物流費も上昇したこと、子会社の機械トラブルなどにより生産数量が減少した。
今後の見通しは、米国のトランプ政権による関税強化や中国との貿易戦争などにより世界経済は成長の鈍化が予想され、また国内では物価高や人手不足による人件費・物流コストの上昇等引き続き厳しい状況が見込まれいる。このことから、2026年3月期通期の連結業績予想は、売上高が130億円で前期比1・2%増、営業利益が1億円、経常利益が2億5000万円で同26・6%増、当期純利益が1億5000万円で同0・9%増を見込んでいる。