大阪ソーダの25年3月期決算は売上高が991億4400万円で前期比4・9%増、営業利益は132億4600万円で同26・2%増、経常利益は141億5400万円で同17・9%増、親会社の所有者に帰属する当期純利益は103億3200万円で同35・0%増となった。
セグメント別でみると、機能化学品の売上高は296億8800万円で同1・9%増、営業利益は43億2700万円で同4・8%減。合成ゴム関連では、エピクロルヒドリンゴムの販売が欧州およびアジアでの自動車生産台数減少の影響を受けたことに加え、アクリルゴムのデボトル増強工事の影響もあり、売上高は減少した。ダップ樹脂は、海外向けUVインキ用途で需要が堅調に推移したため、売上高は増加した。アリルエーテル類は、中国で塗料用途を中心としたシランカップリング剤向けの需要が堅調に推移したため、売上高は増加した。
26年3月期連結業績予想は、売上高は1020億円で前期比2・9%増、営業利益は170億円で同28・3%増、経常利益は181億円で同27・9%増、当期純利益は123億円で同19・0%増を見込んでいる。