積水化学工業は5月7日、2025年度「積水化学 自然に学ぶものづくり 研究助成プログラム」の募集を開始したことを発表した。
本プログラムは自然に学んだ基礎サイエンスの知見を活かし、「自然に学び」、その機能を「ものづくり」、さらには「社会課題の解決」に活用する研究に対して助成するもの。
2002年度に創立55周年記念事業の一環としてスタートした本プログラムは、常に高い倍率となる人気の助成プログラムで、これまで325名の研究者に助成を行っている。
今年度、長期的に自然に学んだ研究を振興するために、45歳未満目途の若手を対象に、育成を目的とした「若手奨励賞」を新設し、挑戦する若手研究者を支援する。自然に学ぶものづくり本賞、若手奨励賞を合わせた本プログラムの助成総額を3600万円とし、昨年から4割増額する。なお助成テーマの決定は9月上旬を予定しており、10月20日に目録授与式を執り行う予定。
同社グループは、持続可能な社会の実現と同社グループの成長の両立を目指し、本プログラムを通じてさらなる社会課題解決に貢献し、ステークホルダーに信頼され続ける企業となるべく取り組みを進めていくとしている。