南米不振で減収減益 ブリヂストン1~3月期

2025年05月23日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンは5月15日、オンラインで決算説明会を開催し、石橋秀一グローバルCEO、菱沼直樹グローバルCFOらが25年12月期第1四半期業績や25年12月期通期業績予想を説明した。
 25年度第1四半期売上収益は1兆581億4900万円で前年同期比0・6%減、調整後営業利益は1114億1200万円で同7・3%減、営業利益は887億6600万円で同24・6%減、四半期純利益(非継続事業を含む)は758億9000万円で同12・4%減となった。
 25年度第1四半期業績について石橋CEOは「欧州はプレミアムフォーカスを徹底したところ増収増益、北米では市販用TBビジネスを中心に増益を確保したが、南米はアルゼンチンは回復基調だがブラジルのビジネス悪化は継続したため減益となった」と説明した。

 同社では25年を「緊急危機対策年」と位置づけている。米国関税影響においては、今期においては直接的な影響はないものの、通期では不確定要素が大きいが調整後営業利益で約450億円レベルを想定している。ただ、日本生産の内米国輸出タイヤ単体本数比率は約1割弱レベル、グローバル販売の内米国関税影響販売本数は約4%レベル(除くメキシコ・カナダ)だとし、「通期調整後営業利益は5500億円から変更はしない」(石橋秀一グローバルCEO)としている。

 25年度第1四半期のタイヤ本数をみると、乗用車用(PSR/LTR)の

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