豊田合成は3月31日、社員食堂の特別メニュー(ハートフルメニュー)による積立金を活用し、同社事業所周辺の社会福祉協議会を通じて福祉施設などに物品を寄贈したと発表した。
同社は2010年度から、従業員が気軽に社会貢献活動に参加できる仕組みとしてハートフルメニューを導入している。国内8カ所の事業所の食堂で提供する特別メニューを1食注文するごとに10円が募金に充当されるもので、その積立金をもとに毎年、事業所周辺の介護施設や特別支援学校のニーズに合わせた物品を寄贈している。
今年度は、愛知県内の2カ所の福祉施設および静岡県森町の社会福祉協議会へ、車イスなど総額約160万円分の物品を寄贈した。寄贈先の特別養護老人ホーム「大和の里」の佐藤栄司理事長は「介護が必要な方を移乗しやすい高性能な車イスを寄贈いただき、感謝している。介護をされる方、する方双方の負担軽減につながる」とコメントした。
なお、これまでに寄贈した施設の数は、15年間で延べ49カ所となった。
今年度の寄贈内容は、薫風会大和の里(愛知県稲沢市)には、自走用車イス(3台)、介助型車イス(2台)、樫の木福祉会わがんせ(愛知県一宮市)には、殺菌エアータオル(2台)、ダイニングセット(4人用テーブル・椅子セット)(1セット)、森町社会福祉協議会(静岡県周智郡森町)には、ポータブルワイヤレスマイク/アンプセット(1セット)、ソーラーパネル付きポータブル電源(2セット)となる。
2025年04月02日