三洋化成工業は3月11日、2025年3月10日、経済産業省と日本健康会議が共同で選定する「健康経営優良法人2025」に認定されたことを発表した。健康経営優良法人として7年連続での認定となる。
健康経営優良法人認定制度は、地域の健康課題に即した取り組みや日本健康会議が進める健康増進の取り組みをもとに、特に優良な健康経営を実践している法人を顕彰する制度。
同社グループは、「従業員一人ひとりが高いモチベーションのもと、常に新しいことに挑戦し、『ワクワクする会社』を作り上げる」ことを目指し、働き方改革やダイバーシティ、エクイティ&インクルージョンの推進など、継続的な取り組みを通じて、従業員の意識改革と制度改革を進めてきた。その一環として、従業員が心身ともに健康で、いきいきと働ける職場環境の整備を重要な経営課題の一つと位置づけ、「健康経営」を推進している。
2020年度からは、健康経営をさらに加速させるため、会社・労働組合・健康保険組合が三位一体となり、より強固な推進体制を整備した。経営層による「健康推進会議」では、社長をはじめとする経営幹部が参画し、健康経営に関する方針や具体的な取り組みを審議・決定している。本社に設置した「健康推進事務局」には、人事部・労働組合・健康保険組合が連携して携わり、各種施策を立案し、全社展開を進めている。また、「健康推進チーム」を各地区に設け、現場の従業員がメンバーとして参画し、従業員への健康経営の周知・浸透を図るとともに、具体的な施策の推進を担っている。
今回の認定は、こうした継続的な取り組みの成果であり、今後も従業員の健康維持・増進を支援し、より働きがいのある職場環境の整備に努めていく。従業員が心身ともに健康的に働くことは、従業員自身やその家族の幸せにつながるだけでなく、会社の発展にも寄与すると考えている。同社グループは、従業員が長く元気にいきいきと働けるよう、今後も健康経営を推進していくとしている。