住友化学が優秀賞を受賞 日経統合報告書アワードで

2025年03月12日

ゴムタイムス社

 住友化学は3月11日、「日経統合報告書アワード2024」において優秀賞を受賞したと発表した。
 「日経統合報告書アワード」は、日本経済新聞社の主催により、統合報告書の充実と普及を目的に2021年から実施されているアワードとなる。4回目となる今回は、過去最多となる496社・団体が参加し、金融機関のファンドマネジャー、アナリスト、学識経験者などによる審査を経て、総合グランプリ3社、グランプリE賞1社、グランプリS賞2社、グランプリG賞1社、準グランプリ6社、新人賞1社、優秀賞46社が選ばれた。
 「住友化学レポート」は、ステークホルダーに同社の価値創造ストーリーをわかりやすく伝えることを目指し、事業の強みや戦略、業績報告に加え、コーポレート・ガバナンス体制や環境・社会への取り組みなど、財務情報と非財務情報を統合的にまとめている。
 2024年度の同レポートでは、業績V字回復と持続的成長に向けた構造改革に焦点を当て、トップメッセージや、取締役会議長と社外取締役によるガバナンス特別対談等で、その方向性や具体戦略を深掘りしている。また、今後の成長ドライバーの一つであるアグロ&ライフソリューション部門が注力していく「リジェネラティブ農業(環境再生型農業)への貢献」について特集を組み、同社の持続的な価値創造の実現性の高さを伝えることを目指して編集している。
 今回の受賞においては、「2023年度の厳しい業績からの立て直し策が明確かつ具体的に示されており、説得力のある内容になっている」「トップメッセージからは、聖域なき構造改革に向けた決意と情熱を感じることができる」「環境面の課題に対して化学メーカーならではのアプローチがされている点に好感を持った」などの評価をもらった。
 同社は、これからも「住友化学レポート」の改善・充実に励むとともに、適時・適切な情報開示や、株主・投資家をはじめとした幅広いステークホルダーとの対話を通じて、企業価値の向上に努めていく。

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