旭化成は3月10日、旭化成精細化工(南通)が、南通経済技術開発区内での移転を進め、第1期の稼働準備が整ったことから、2025年3月7日、竣工式を現地にて執り行い、同月末から順次商業運転を開始すると発表した。
同社は、旭化成精細化工(南通)において、2007年より塗料等に用いられる高機能ウレタン樹脂原料であるHDI系ポリイソシアネート「デュラネート」を、2014年より同ウレタン樹脂原料であるポリカーボネートジオール「デュラノール」を製造してきた。
今回、旭化成精細化工(南通)は、中華人民共和国長江保護法および関連法規を根拠とした南通経済技術開発区の方針により、同北区に所在する化学企業に対して移転要請が通知されたため、同南区への移転を進めてきたが、同月に竣工し、稼働準備の整った新製造ラインから順次商業運転を開始する。
同社は、今後もVOC削減など環境規制に対応可能な製品等を中心とする高機能品の拡大に注力していく。
工場の会社名は、旭化成精細化工(南通)、董事長は狭間洋氏、所在地は中華人民共和国江蘇省南通市経済技術開発区内、製造製品は、HDI系ポリイソシアネート「デュラネート」中国商標「多耐徳」、ポリカーボネートジオール「デュラノール」中国商標「多耐乐」となる。
2025年03月11日