東レは3月4日、石川工場(石川県能美市)の敷地内に太陽光発電設備を導入することを発表した。
今回導入する太陽光発電設備は、北陸電力グループの北陸電力ビズ・エナジーソリューションによる、オンサイトPPA電力購入契約のモデルを採用しており、同モデルとしては北陸電力供給エリア(富山県、石川県、福井県(一部を除く)、岐阜県の一部)で最大規模の太陽光発電設備となる。
設置工事は2025年3月完了を予定しており、2025年4月から使用を開始し、発電した電力は全て石川工場で活用する。今回設置する太陽光発電設備の年間発電電力量は約6000MWhで、年間約2800トンのCO2削減効果を見込んでいる。
同社グループでは、「東レグループ サステナビリティ・ビジョン」において2050年のカーボンニュートラルを目指し、生産活動による温室効果ガス排出削減目標を設定し推進している。2023年度に開始した中期経営課題「プロジェクトAPーG 2025」の全社プロジェクトである「チャレンジ50+プロジェクト」では、従来目標の2030年同社グループ全体のGHG排出量の売上収益原単位30%削減を引き上げ、50%削減を目標に設定し、GHG排出削減に取り組んでいる。
同社は、今後も地球環境問題や資源・エネルギー問題の解決のため、再生可能エネルギー活用によるGHG排出量削減を推進し、環境負荷低減や持続可能な社会の実現を目指していくとしている。