ブリヂストンは1月31日、2025年3月1日付にてGlobal Chief Technology Officer Officer(執行役副社長)下に、モータースポーツ管掌を設置し、新たなモータースポーツマネジメント体制を構築することを発表した。モータースポーツ活動60周年を迎えた2023年を契機に、サステナブルなグローバルモータースポーツ活動を強化しており、その一環として決定。同社にとって、モータースポーツ管掌を設置するのは初めてのことであり、次のステージへ向けてモータースポーツ活動を経営体制の面からも強化し、今後の拡大に応じて、進化させていく。
同社にとって、モータースポーツ活動は原点であり、ビジョンである「サステナブルなソリューションカンパニー」への変革の原動力。サステナブルなグローバルモータースポーツ活動を中核に、「サステナブルなプレミアム」ブランドの構築に挑戦するとともに、レースを「走る実験室」として、「究極のカスタマイズ」を追求する商品設計基盤技術「ENLITEN」の進化やバリューチェーン全体におけるカーボンニュートラル化、サーキュラーエコノミーの実現を加速させていく。今回の新体制のもと、同社がABB FIA フォーミュラE世界選手2026ー2027シーズンからの単独タイヤサプライヤーに選定されたことも踏まえて、活動をより加速していく。
モータースポーツ管掌として今回任命された今井弘氏は、同社で各種タイヤ開発やレースオペレーションに携わった後にMcLaren Racingに入社。タイヤのみならずサーキットにおけるチーフエンジニアなどを務め、同社の Formula1レースエンジニアリングに幅広く貢献した。
同社は、サステナブルなグローバルモータースポーツ活動を通じ、企業コミットメント「Bridgestone E8 Commitment」で掲げる「Emotion 心動かすモビリティ体験を支えること」にコミットし、これまでも、そしてこれからもモータースポーツに限りなき情熱を注いでいくとしている。